しっかり噛める入れ歯にするために、何回も出し入れして調整します。

30分くらいやることもありますが、患者さんもご高齢の方が多いのであまり長い時間はご負担になります。
患者さんの体調に合わせて、無理のない範囲で調整を行います。

入れ歯を長く使っている方は慣れもあり早いのですが、初めて使う方は慣れるのに時間がかかります。

完成まで5回くらいです。

1回目は、個人専用のトレー作成のため、歯の型どりをします。

2回目は、作ったトレーで精密な型を取ります。（本印象：ほんいんしょう）

3回目は、精密な模型を使って噛んだ時の高さ、入れ歯の「バイト（bite）」を決めます。

残っている歯が多い場合、周囲の歯の高さに合わせますが、歯がない方はこちらで高さを想定して合わせていきます。
長さをメジャーで測って、もともとの歯の高さを予測して、その高さでロウを溶かして高さを決めます。
それが「バイト（bite）」です。

4回目は、歯並びを作り・・・技工士さんがその高さに歯を並べていきます。

鏡を見ながら、患者さんの口の中で合わせます。
顔の真ん中があっているか、前歯の出っ張り具合や奥歯の噛み合わせをチェックします。

良ければそのまま完成させ、悪ければその場で歯を外して植え替えます。

はい、そして5回目に完成ですね。
おそらくそこから2～3回調整ですね。

最短5回、平均で7～8回掛かります。

グラグラしている歯があった場合は、抜歯のケースもあります。
残っている虫歯なら、治療後に入れ歯を作るので、回数が増えます。

はい。
1週間に1回行っても、最低1か月半は掛かるとお伝えしています。
入れ歯が使えるようになるまで2か月くらい、虫歯治療や抜歯があると3か月くらいですね。 1回2回じゃ終わらないです。

確かに根気は必要ですが、協力して皆が納得出来るような診療ができるよう尽力します。

医療保険や介護保険を利用するので、そんなに高額にならないです。